ストリーミング収入は、公表された1再生あたりの価格から出るものではなく、事後に計算されます。このページでは、その数字を動かす要因、自分にとって現実的なレートの出し方、単一の数字ではなくレンジで計画する方法を説明します。
1再生あたりの公表価格は存在しない
多くのストリーミングサービスは、1再生ごとに決まった額を払っているわけではありません。地域ごと・期間ごとにサブスクリプション収益と広告収益を集め、自社の取り分を取り、残りを再生の分布に応じて権利者に分配します。つまりあなたの収入は、自分が何をしたかだけでなく、その月に他の全員が何をしたかにも左右されます。同じ月に同じ再生数だった2曲の収入が違うこともありますし、曲側に何の変化がなくても、同じ曲の収入が月ごとに変わることもあります。目にする「1再生あたり◯円」という数字は、この過程から取り出した平均にすぎません。
実際に数字を動かすもの
大きく効くのは4つです。国。サブスクリプション価格の高い市場での1再生は、価格の低い市場での1再生よりプールへの寄与が大きくなります。プランの種類。有料プランでの再生は、広告付きでの再生より一般に寄与が大きくなります。プラットフォーム。各サービスは独自の収益、独自のユーザー層、独自の会計を持っています。そしてプール自体の形。あるサービスの総再生量が収益より速く伸びれば、自分の数字が伸びているアーティストであっても、1再生に割り当てられる額は下がります。他人のリスナーから借りたレートが自分に当てはまらないのは、このためです。
自分のレポートから自分のレートを出す
計画に使う価値があるレートは、自分の実績から計算したものだけです。最低3か月、できればもっと長い期間を取ってください。プラットフォームごとに、同じ期間に報告された収益を報告された再生数で割ります。実際のリスナーとその地域によって形づくられた、そのプラットフォームでの自分のブレンドレートが出ます。全部をまとめてではなくプラットフォーム単位で行ってください。混ぜると差が見えなくなります。リスナー層の市場が変わったときや、リリースによって再生の出どころのバランスが変わったときは、そのつど計算し直してください。
1つの数字ではなく3つのシナリオで計画する
予測を1本だけ立てても必ず外れます。3本立ててください。低位ケースは直近で最も悪かった月を下回るレートを使い、状況が鈍ったときにも計画が成り立つかを答えます。基準ケースは直近の実績から出した自分のブレンドレートを使い、実際に計画の軸にする数字です。高位ケースは直近で最も強かった月を使い、上振れがどう見えるかを示しますが、当てにするための数字ではありません。判断は基準ケースで行い、下振れは低位ケースで確認し、高位ケースは予測ではなく参考情報として扱ってください。
グロスは手取りではない
計算ツールが出す数字は原盤のグロスロイヤリティで、そこからいくつかのものが引かれる前の値です。共作者との分配によって、あなたの取り分は自分の比率まで下がります。作詞作曲者に支払われる出版収入は別立ての収入で、別に精算され、原盤の試算には含まれません。状況によっては源泉徴収税がかかります。お金が動くときには、決済事業者と為替の両替がそれぞれ手数料を取ります。予算を決める前に、これらの控除を1つずつ明示的に計算してください。表に出る数字と口座に着地する額の差は、たいてい小さくありません。
ここでの手数料0%の意味
配信もプラットフォームのツールも無料です。Mazufaは収益の取り分を一切受け取りません。手数料は0パーセントです。実務的に言えば、計算ツールが原盤のグロスロイヤリティを表示した場合、上に挙げた他の控除より前に当社が差し引く分はありません。この仕組みにアップロード料も年会費もリリースごとの費用も付きません。原盤の所有権もあなたのものです。他の控除は毎回モデルの同じ位置で適用し、シナリオが比較可能な状態を保ってください。