バイオは何のためにあるのか
バイオは音楽の説明ではありません。それは音楽自身の仕事です。バイオは、初対面の相手がフォルダを開くか、ライブを組むか、曲をリストに入れるかを判断するために読む文書です。読むのは三者で、それぞれ読む長さが違います。キュレーターは一行に目を通し、ブッカーは一段落を読み、記者は全部を読んだうえで、あなたの一文だけを引用します。
最初の一文がページ全体を支える
実際に使われるバイオはほぼ例外なく同じ形で始まります。名前、何者か、どこにいるか。これは想像力の欠如ではなく、ほかのすべてが意味を持つ前に読み手が必要とする三つの事実です。先に比喩を置くと、読み手はあなたがラゴスのプロデューサーなのかワルシャワのカルテットなのか、まだ分かりません。上のツールが「<名前>は …」を完成させるよう求めるのは、まさにそのためです。
指し示せることだけを書く
記者を最も早く失うのは、確認できない主張です。「絶賛」「バズった」、賞名のない「受賞歴あり」、出典のない「数百万回再生」——どれも埋め草として読まれ、一つ見つけた読み手はその周りの文も信じなくなります。事実が強いのは、まさに確認できるからです。日付のあるリリース、名前のある会場、確認してくれる共作者。
引用は言った人のもの
名前のない引用は創作とみなされます。そしてそれは妥当な扱いです。媒体があなたについて一行書いたなら、その一行と媒体名、できれば日付も添えてください。まだ誰も書いていないなら、それは普通のことで、バイオに引用欄がないだけです。自分で書いた文をかぎ括弧に入れるより、空白のほうがはるかにましです。
名前、文字体系、そして正確な表記
バイオの名前は、リリースの名前と一字一句同じでなければなりません。大文字小文字、空白、発音記号も含みます。ストアは表記が違えば別のアーティストとして扱います。バイオとメタデータで表記が食い違えば、編集者の前に二人のアーティストが並ぶことになります。アラビア語・ペルシャ語・ウルドゥー語など非ラテン文字で書く場合は、右から左に流れる文の途中にラテン文字の断片をできるだけ入れないでください。方向が混在したテキストは、他人の画面で並び替わります。
それぞれの長さが実際に行く先
一行はリスティング、ポスター、最初のメールの冒頭、プレイリスト応募欄に使います。短いバイオはストアのプロフィールや文字数制限のあるフォームへ。中くらいのバイオはプレスキットとブッキングメールの本文へ。長いバイオは自分のサイトと、すでに返信して詳細を求めてきた記者へ。最初から長いものを送るのが最もよくある失敗です。誰が読むのかを考えていないように読まれます。
自分について本当のことを入力すると、上のツールがバイオを4種類——プレス用の一行、短いバイオ、中くらいのバイオ、長いバイオ——で返し、記者が載せないであろう表現もあわせて点検します。すべてブラウザ内で動作し、アカウントは不要で、リリースも引用も数字も賛辞も捏造しません。どの文も入力した項目から組み立てられ、空の項目からは一文も生まれません。
一行はリスティングや応募欄で、短いバイオはストアのプロフィールで、中くらいはプレスキットやブッキングメールで、長いバイオは自分のサイトや詳細を求めてきた媒体向けに使ってください。アーティスト名はリリースのメタデータの表記と一字一句同じに保ってください。ストアは表記が違えば別のアーティストとして扱います。
バイオは完成。次はリリース。
対象となるリリースを、現行プランの明確な条件のもとで対応デジタルサービス向けに準備します。権利は契約に従いあなたのもとに残ります。